姶良 皮むき十字軍 2010

最高の天気に恵まれた10月某日、今年も最高の芋焼酎を仕込んでいただくために芋の皮むきをお手伝いする「姶良皮むき十字軍」で鹿児島に行って参りました。

朝、4時に福岡を出発して、8時から黙々と芋の皮をむく。まるで座禅修行のように。。。
最初から、綺麗に磨いてある甘藷を、さらに、徹底的に、日本酒でいうと吟醸酒のように。
削って削って削って。今年も山のような芋の削り節がでました♪

元気な黒瀬東洋海杜氏さん。「親父さん元気かねぇ〜」と心配してくれていましたが、大丈夫です。やばいぐらいに元気いっぱいです♪
 
西郷翁も使用したと言われるクラシックな「石蔵」。日本酒蔵のような綺麗な麹室。徹底して綺麗にした甘藷。そして、東洋海杜氏の腕を存分にふるって造られる芋焼酎。


「わざわざ、みんなが皮むきに来てくれるから気合い入れて造らなくっちゃ。」
以前、黒瀬東洋海杜氏に言われた言葉。現場に毎年お手伝いに行って顔を合わせるからこそ。お互いの顔が見えるからこそ情熱がもてる。情熱があるから美味しい芋焼酎が出来る。その情熱の結晶こそが、極上芋焼酎「姶良」なんです！
焼酎ブームの浮き沈みに関係せずに人気が伸び続ける姶良。
また、年末には「姶良本にごり」も出ますのでお楽しみに！！

■芋焼酎「姶良」720ml  1.8L
■芋焼酎「姶良にごり」

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浜嶋酒造さん 収穫期 訪問

例えばヨーロッパの葡萄畑に囲まれたワイナリーのように。
杜氏自らが栽培した田圃に囲まれる蔵元「浜嶋酒造」。

水郷の里　緒方町のお米、豊かな水、そして人が織りなす最高の地酒「鷹来屋五代目」

水郷の里「緒方町」。名前の通り、他の地区が渇水になったとしても、この町の水は枯れる事は無く、豊かな水資源を利用し、随所に水路が組まれ、農作物が一面に広がる町。その豊かな自然環境の中に「浜嶋酒造」さんはあります。いつもは「酒造り」の真っ最中に訪問させていただいておりますが、今回は杜氏の作った一面の稲穂が見たくなり、このシーズンにお邪魔させていただきました。

　　　

茶房を併設している浜嶋酒造さんの蔵正面。相変わらず素敵です。今回も、杜氏、奥様と近辺報告を兼ねてお話しさせていただきました。

　　　　　

お酒造り直前で、今年の造りのための準備をしている最中でしたが、蔵内を案内していただきました。10月だというのに陽気な天気の外とは打って変わって、蔵内は温度が低く、キンとした雰囲気。いつもは造りの最中のために杜氏にバタバタと説明していただいていましたが、今回は嫁にゆったりと説明していただきました。来る事に思うのですが、あの仕込みタンクで全量槽搾り。何度見てもこの設備であの価格帯を維持しているのは凄いと思います。徹底した手仕事で大好きなお酒に向き合う。それが鷹来屋クオリティー。

    
蔵周辺を取り巻く一面の稲穂。最初の写真は「山田錦」。そして「レイホウ」。どちらも無農薬で栽培したそうですが、（手作業での除草がとにかく大変だったそうです。。）素晴らしい実りです。近所の農家の方からも、「よく頑張ったねぇ」と言われているそうです。冬は杜氏、夏は農家。大変な事ながらも着実にこなしていく蔵のがんばりを周辺も支えているようでした。

   
口に含んだ瞬間、まるい美味しさが転がる「浜嶋酒造」さんの仕込み水。その水源群まで連れて行っていただきました。太陽が反射してキラキラと輝く水面。クレソンが生える良質な環境。そして、豊かな水量。水源のある周辺では、その水資源を利用して高級魚の養殖も行われていました。

      
今回は、浜嶋さんご夫妻がお時間を作ってくれて、ドライブがてらに観光させていただきました。東洋のナイアガラと言われる「原尻の滝」。城下町竹田。ちょっとプライベートでご縁のある廣瀬神社。お陰で充実した一日を送ることが出来ました。浜嶋さんご夫妻、そして、突然の外出にOKで対応してくれた蔵内のスタッフの皆さん。本当にお世話になりました！

■鷹来屋五代目ラインナップ　はこちら

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「豊潤」醸造元「小松酒造場」さん

大分の復活蔵「小松酒造場」さんの小松潤平さんに会いに行って参りました。

   

親の代で一度閉じてしまった蔵元をもう一度蘇らせる。

蔵に昔のような息吹を再び与える。

それは、瞬間的な想いだけじゃなく、

長い年月をかけて積み上げてきた情熱があってこそ可能な事だと思います。

様々な蔵元で造りに従事、勉強してきて

それを自分の中で組み替えての最初の造りが去年。

どんなお酒が自分は飲みたいのか？

どんなお酒が造りたいのか？

昨年はそんな自問自答との戦いだったと思います。

ある意味では、ライバル不在の状況でしたが、今年はまた違います。

今年のお酒造りには、去年の自分がいます。

自問自答の結果に、「ザ・食中酒」という答えを出した去年の自分を越える。

また、新しい段階へのステップアップが始まります。



徹底した手造りにこだわり、親子で醸し出すザ・食中酒「豊潤」

静かな蔵内では、親子で息のあった「技」が繰り広げられています。

新酒一発目の「豊潤Begin」は、

お酒好きな方からも「旨い！」とお墨付きを頂いておりますし、

蔵内も完売

緊急出荷になった特別純米生と純米吟醸生を

こっそりと飲ませていただきましたが、間違いなく昨年以上に旨いです！

そして、特別に飲ませていただいた「もろみ」

ジュクジュク、うま〜い

（ちょっとこのまま商品化して欲しいかも・・・）

現段階では「にごり系」のラインナップはありませんが、

もしかして、豊潤のにごりってありなんじゃないでしょうか

まだまだ、豊潤の可能性、楽しみなことが一杯ありますね






今年の造りも終盤でのラストスパート。

小松酒造さん、お忙しいところありがとうございます！

昨年よりも造りの設備を整えられていましたし、

来年へむけての布石もしっかりとあります。

これからも、ますます楽しみにしております♪

■ザ・食中酒スタイル「豊潤」ラインナップ 　はこちら

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鍋島訪問記2010/その後は牡蛎小屋

「鍋島」醸造元・富久千代酒造を出発した後に

出来たてのお酒を持って有明海にある牡蛎小屋を目指しました。

 

まずは、鍋島純米活性濁りで乾杯

ジュワジュワっと勢いよく吹き上がる炭酸。

豊かな香りとクリーミーなのど越し。

さらに歯切れの良いキレ。

こぃつは旨いっす

 

その後も出来たての鍋島を続々と投入。

・鍋島 本醸造活性濁り・

純米活性よりちょっとマイルドで優しい感じ。

・鍋島 純米吟醸雄山錦・

甘いフレバーと口当たりの良さは絶品！

・鍋島 純米吟醸あらばしり・

チリチリ感とジューシー感が絶妙のコラボ

・鍋島 純米吟醸雄町・

ベリージューシー＆セクシー？

・鍋島 特別純米生原酒・

原酒？全然度数の高さを感じさせないキレの良さ！

・鍋島 特別純米生酒・

綺麗な酸の切れ味で、牡蛎との相性最強伝説を確率？

・鍋島 特別本醸造・

口当たりマイルドだけど飲み疲れない甘さ♪

・鍋島 清酒生ver山田錦・

この価格帯であり得ない美味しさ。


若干後半は記憶が薄れかけていますが、総括するとこんなイメージでした。

もうね、採れたて牡蛎との相性抜群。

めりめり食が進んじゃいましたわ。

とどめの牡蛎ご飯も絶品でした（^0^）


それにしても、ツアーの間にしっかりとお酒を飲んでものです。

今回は、旅の間に１０升、キレイに飲み尽くしちゃいました。

しかも、若干足りない気味。

美味しいお酒はいくらでも飲めてしまうものですが、

う〜ん、鍋島恐るべし・・・・

そんな訳で今回の大人の修学旅行は終了です。

ご参加していただきました皆様、富久千代酒造の皆さん、

とても楽しいイベントになりました。

本当にありがとうございました！！

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「鍋島」醸造元 富久千代酒造さん訪問2010

酒蔵通りを散策した後に

小さな手造り蔵ながら、当店で圧倒的な人気を誇り、

今月発売の「Dancyu」に大きく掲載されている

「鍋島」醸造元「富久千代酒造」の飯盛さんを訪問しました。

    

よく、クラシックをお酒に聴かせる蔵元がいますが、

鍋島って、そういう感じじゃないんですよね。

当日も蔵内には「サザン」の陽気な音楽が鳴り響いていました。

「お酒の造りでいろいろ考えて、あれこれ悩んだときに

暗い音楽じゃ気がめいっちゃうからね。

だから明るい音楽を蔵の中になりひびかせてるの」と笑う飯盛杜氏。

元来、お酒造りは生き物との会話。

ストイックな世界で作り手は孤独になりがちですが、

そんな中でも明るさを忘れない。

「自分たち自身が楽しんでなくて、どうしてお酒が美味しくなるの？」

造り手の思いは、そのままお酒造りに伝わります。

鍋島ってお酒は、飲んだ瞬間には南国みたいにキラキラしています。

なんだか、お酒達がくるくる踊っているように感じます。

それって、醸している人たちが楽しんでいる。

その一番の証拠になるんじゃないですかね？

　

      

当日飲ませていただいた「もろみ」

ジュワジュワと元気いっぱいに弾けるお酒の「元」

もうね、本当に美味しいんです♪

酒質向上の為の投資もしっかりされて、

ますます美味しさに磨きがかかっています。

九州を代表する蔵元。

自信を持ってそう言うことが出来ます。

今年も美味しいお酒をありがとうございます！

そして、一行は鍋島を持って牡蛎小屋へ・・・・

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